今日は3月10日、東京大空襲のあった日である。
テレビのニュースで、「東京大空襲を語り継ぐ会」という催しの様子が映像で流れたが、次世代に語り継ぐという目的とは裏腹に、客先で講演者に耳を傾けていたのは、ほとんどがおじいちゃん、おばあちゃん。経験者同士の自己満足になってはいないか?
「東京大空襲被災者ら、国に賠償・謝罪求め提訴」(読売新聞)なんていうニュースも伝わってきたが、これもどうかと思う。原告の主張は、「戦前の政府が戦争を開始するなどしたため、東京大空襲が起きた。国には被災者を救済する義務がある」とのことだが、全てが政府の責任とするこの考え方が、そもそも間違っていないか?
僕の浅はかな知識なのかも知れないが、少なくとも、当時の日本は普通選挙を実現した民主国家。軍部が力を増し、個々の国民にはどうにもできなくなっていったことは事実でも、それを許した国民一人一人にも責任があって、政府だけに責任があるとするのはおかしくはないか?
慰安婦問題や南京大虐殺のことも、自分たちに責任はなく、自分と関わりのない、軍や政府に責任があるかのように思ってはいないか?
よく、ドイツは謝罪した、日本は謝罪していない、そう言う人がいるけれども、ドイツは、自国が戦場となり、軍人ばかりでなく、国民のひとりひとりが敵兵と対峙して、加害者との認識も持った。日本は、戦場が遠く、加害者の認識を持った軍人は戦後沈黙し、一方的に空襲を受けた国民は被害者の意識だけが残った。結局、国民一人一人の加害者としての認識の違いではないか?
3月10日の東京大空襲で、アメリカ軍は、約38万発、1,700tにのぼる爆弾を無差別に投下し、8万人以上(10万人ともいわれる)が犠牲になり、焼失家屋は約27万8千戸に及び、東京の3分の1以上の面積(40平方キロメートル)が焼失したという(Wikipedia)。これが人道に対する罪、国際法違反に当たらない?
アメリカの戦争犯罪を追求できないからと、日本政府に賠償を求める。何か、間違っていない?
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.b-daisy.com/mt/mt-tb.cgi/228